この数年の建築を眺めていると、衣食住のうちの「住居」としての大衆文化という側面と、学術的に語られたり、美術館の企画展として扱われるものとしてのハイカルチャーという側面との境界が次第に薄れてくる中で、ポップカルチャーという新しい面が確実に形成されてきていることがわかる

ゲシュタルテン刊の大型本 “Strike a Pose” は、この現代建築のこの新しい側面をいくつかの異なった視点から観察している。ゲーテの「建築は凍れる音楽」ということばを、現代的に「ポップ」な引用に置き換えてみた本だと思ってもらえばもっとわかりやすいかもしれない。序文と最後のページに記述によれば、この本のタイトルは、1990年に発表されたマドンナの最大のヒット曲「ヴォーグ (Vogue) 」の歌詞の一節からきているということだ。


 
“Don’t just stand there, let’s get to it. Strike a pose, there’s nothing to it…(ただ立っていないで ポーズをとりなよ やってみりゃ どぉってことないんだから。。。)”

分厚くて重く、かなり真面目な内容でありながら、全ページを通して心地の良い軽さに溢れている。ちょっと堅いようで、楽しい。。。いい感じだ。

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お薦めの一冊:STRIKE A POSE(1)
ゲシュタルテン(出版元)